若者。世間では何歳までが若者と言われるのか分からないが、本日は20代前半を若者と呼ぶとします。
若者は夢がないとか、欲がないとか色々とおじさんたちは言ってきます。おじさんたちが作ってる車とか家電とか旅行とかが売れないことへの不満に聞えます。
だけど、若者って本当にお金がないらしい。
20代の平均年収、実は下がってきた!―給与のピークは1997年
20代の給料は実は昔よりも下がっている。しかし、税金の負担は増えています。消費税だって昔は3%とかでしたからね。。給料は減っているのに税金の負担は増えている。こんな状態なのに物欲ない!夢がない!みたいなこと言われるのはかわいそうですよね。
お金がない状態って、もはや何を買おうかなぁって考えるとこまでいかないです。買うことを極力避けるように行動するでしょう。おじさんたちが自分の若いころにお金持ってた価値感を今の若者にぶつけてもダメってことでしょうね。
30代もお金ないけどね
ただ、30代もそんなお金がない。税金の負担が増えているのは20代同様ですし、長引く不況で昇給のペースは過去よりも悪くなっている。福利厚生もどんどん減らされています。日本郵政が正社員の住宅補助を打ち切るみたいな動きをして話題になってたりしますからね。
私が勤めていた大企業も同様でした。入社して10年も経たないうちに、本当に瞬く間に改悪されてましたね。まず社員寮がなくなりました。そこまでは、まあいいかなって思ってたんですよ。社員寮って独身寮でしたから、結婚したら必然的に寮から出ないといけないですから。
しかし、寮がなくなった数年後にショッキングな改悪が… なんと30代、40代の給料を下げて、その分を60~65歳の給料に充てるという方針が打ち出されたのです。ふざけるなと思いましたね。もらえる給料は増えていないのに働く時間だけ長くなる訳ですから。
主体的なキャリア形成を意識したい
税金は増え続ける、会社の待遇は下がる可能性が高い。私たち世代は生涯稼げる合計金額が過去に比べると低い可能性が高いでしょうね。少なくとも最初に入った会社にしがみついて頑張るという考え方は危険。会社でいくら頑張って社内で評価されても、会社自体が傾いたり業績がうまく伸びないみたいな問題は個人の努力でなんとかなる問題ではないと思います。
今のサラリーマンは自社外に目を向け、チャンスがあらば挑戦し、自らキャリアを選択していく必要があると思います。いい条件が提示されたり、将来武器になりそうな経験が詰めそうだったり、自社の方向性に納得感が感じられなかったりしたら、さっさと転職してしまいましょう。
ドライに聞こえるかもしれませんが、全然そんなことありません。会社の方がドライですから。
会社は自分の都合を社員に押し付けてきますよ。給料下げられる前に見つめなおした方がいいと思います。