前書き
私は大手IT企業に勤務していて、システムエンジニアとして現場のリーダーを任されています。入社して早8年です。幸運なことに、よい人事評価をいただいていて順調に出世することができています。今のところ人事制度上、最短の年次で出世できています。ストレートというやつです。
ストレートで出生してきてますが、別に能力が格段に高いですとか、劇的に売り上げを上げているというわけではありません。行動指針とかチーム運営における考え方が会社の考えとたまたまマッチしていたから順調に出世できたのかなと考えます。
一応、大手起業で順調に出世してきている成功事例として、生意気にもどんな考えでチームマネジメントをしてきたのかを書かせていただきます。
評価されたチームマネジメントの考え方
- チームの行動指針を決め、それに従って行動する
- チームメンバを守る
- 先輩方と揉めても気にしない
- チームメンバとは公式・非公式なコミュニケーションを密に行う
チームの行動指針を決め、それに従って行動する
チームで仕事をする以上、様々なバリエーションの仕事の種類があります。そのバリエーションが様々ある中で、なにを優先するかを明確に決め、チームメンバにその考えを浸透させるよう行動しました。チームメンバに浸透させた理由は、リーダーである私がいない場合でも、最優先すべきタスクを取りこぼすことなく優先して対応できるようにするためです。
ちなみに、バリエーションごとに優先順位を付けるのではなく、最優先すべきことだけをメンバには明示するようにしていました。リーダーとしては優先順位はつけていたのですが、チームメンバにはそこまで細かく展開する必要はないと思います。むしろ、最優先事項のタスクが来た場合に、チーム総動員でそのタスクと向き合える状態を作ることを優先すべきだと考えます。
チームメンバを守る
IT業界ではよくある話なのですが、別会社の人に業務委託として職場に常駐してもらって、一緒にチームを組んでいました。業務委託の人は立場が弱く、同じチームのプロパ社員が守る必要があります。守るというのは、他チームとの仕事の分界点の調整だったり、お客さんとのやりとりなど、チーム外の関係者との調整においてです。
私は一緒に頑張ってくれるチームメンバが嫌な思いをすることがないよう、全力でチームメンバの話を聴き、こちらの言い分をよっぽどのことがない限りは肯定するようにしていました。それは、言い換えれば、チームメンバ1人の意見を、チームとしての決定なんだと、関係チームに宣言することとイコールな行為です。そのような行為をチームメンバにも見せるようにしていました。その結果、チームメンバは自信を持ち、自分の意見を発言できるようになりました。
ただ、チームメンバは専門領域における知識レベルは高いですが、もっと俯瞰的にチームメンバは己の担当領域においては確実に1番知識を持っています。それを信用してあげない人がチームリーダーと言えるでしょうか。全体を眺めた時に最適な決定は別だったりもします。そういう場合はチームメンバを諭して意見を変えてもらう必要がありますので、無条件に言い分を信じるのではなく、適正に判断できる能力は必要です。
先輩方と揉めても気にしない
チーム運営をしていれば、先輩社員と意見がぶつかることは多々あります。先輩チームと自チームが意見しあう時ですね。そんなとき、私は先輩になにを言われようが、自Tmの行動指針とチームメンバを守るということを優先して行動しました。先輩の意見には気に入らないものであれば歯向かってました。
嫌な後輩に思われていたかもしれませんが、私の考え方が本当に間違っているならば、さらなる上の役職の方からクレームがくるはずです。それが来ないのであれば、私の行動は多少間違っていた部分もあったかもしれませんが、大きく外してはなかったということでしょう。
出世においても先輩社員の評価が重要になるのであれば、良好な関係を築けるように頑張る必要があるかもしれませんが、私の会社では先輩社員の評価なんて関係ありません。なので、歯向かってばかりな私も順調に出世することができています。
チームメンバとは公式・非公式なコミュニケーションを密に行う
私のチームは最大で15人くらいのメンバーがいたことがありますが、私は毎日全員となんらか会話するよう行動していました。会話の内容は基本的には仕事半分、プライベート半分です。こうして密にコミュニケーションすることで業務委託メンバの心配事や考え方を言いやすい環境を作り、情報を引き出せるよう努力しました。
最後に
いかがでしたでしょうか。
チームリーダとしては、いかにメンバーが活き活きと活動できる環境を作れるかが勝負なのかなと思います!